潰瘍性大腸炎は厚生労働省指定の難病で、国内患者は10万人を超える。症状は個人差があるが、安倍氏は前回の首相退陣後の手記(文藝春秋2008年2月号)で初めて発症したときのことをこう明かしている。
同じIBDを患う身としては、上記のような偏った記事を目にするたびに気分が悪くなるものです。「症状に個人差がある」って書いてあるにも関わらず、重症状の例しか載せないっていうのはいささか疑問です。
いわゆる慢性疾患で、中長期的に症状を診てみないと本当の症状がわからないにも関わらず、入院施設もなく単発的な患者を診るようなクリニックの医者に取材するのはいかがなものか。なんだか結論ありきの記事で非常に違和感を感じますね。
参考程度とは思いますが、総裁に選ばれた際に書いた当ブログの記事を読んでもらえれば、もっと広い意味で、安倍新総理の病気について推察してもらえると思います。「潰瘍性大腸炎」の一般的な症状については、他にたくさん医療系のサイトがあるのでそちらを参考に!
【安倍晋三】アサコールは潰瘍性大腸炎の万能薬にあらず。抗がん剤の効き方と同じ認識で [kz-wood.com]
少なくとも、これを読んでくれた方は、正しい認識の元で「安倍晋三」と「潰瘍性大腸炎」を評価して欲しいと望むばかりです。この病気に「絶対」はありません。それは「治る」ことに対しても「治らない」ことに対してもです。
IBDの症状は本当に千差万別、重傷の人もいれば軽傷の人もいるのを理解してもらえればうれしいです。