何気なしに、地元のファストフード店に立ち寄りました。
店内は、昼のピーク時をすぎ、落ち着いた感じで、
喫煙・禁煙席共に、まばらに客がいる程度。
自分はお腹を満たすために、何も考えずに、ただ食べていました。
お腹が満たされるにつれて、気になったのが、
自分の二つ先の席にいた、二人組の男性の会話。
どうやら会社の社長さんが、もう一人に相談しているようでした。
もう一人の男性が資料を見ながら、経費はどうたら、
従業員の給与はどうたら、取引の支払はどうたら聞いてます。
最初は、社長さんが他の従業員に話を聞かれたくないので、
わざわざ外で、コンサルにでも相談してるのかな?程度の認識。
まあ、深く考えずにポテトを食べますよね。
ここは、どこにでもあるような住宅街のファストフード店ですし。
途中、もう一人の男性の「明日の支払はいくらですか?」
との問いに、社長さんが、「○○○万円…。」と答えました。
あぁ、もう切羽詰まってるんだ…、と。
男「今日は、●●●万円は持ってきています。」
社「はい。」
男「本当はね、社長さんとお付き合いが深くなれば、不足分を全額貸せるし、
他に貸してくれるところをご紹介もできるんだけど。」
男「で、今日は●●●万円全額いきますか?」
社「できれば…。」
男「いやね、金利が金利でしょう。全額大丈夫かなぁって。」
男「無理せず、最低限必要な分だけでもかまわないですよ。」
社「じゃあ…、△△△万円…。」
男「それで大丈夫ですか?」
あぁ、社長さんは、お金の工面を頼んでいたのか。
明日までに○○○万円って、大変だなぁ。
男「金利高いから、1ヶ月経っちゃうと、元金と変わらなくなっちゃうけど、
社長さん、支払大丈夫ですか?」
男「私が貸したのが元で、首閉めちゃ話にならないですから。」
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男「うちは10日で3割だからねぇ。」
ヤミ金!!!!
おーい!知り合いに金の工面してたんじゃないのかよー(苦笑)
男「今回は、確実に返せる額借りて、信用つけてもらえば、
次回はもっと貸せるし、他紹介できますよ?」
社「えぇ…。うぅ~ん…。」
まさか、地元で、「ヤミ金に金の工面を頼む社長さんの図」に遭遇するとは…。
今まで遭遇しなかっただけで、割りと当たり前なのか!?
最後まで聞き耳立てて居たかったけど、さすがにタイムアップ。
注文したものを、全部食べ終えてしまったので、店を出ました。
まあ、最後まで聞いたからって、面白いことないし。
不況が悪いのか、それとも震災が悪いのか。
苦しい時代だけど、生きていかなくてはいけないのですね。
※会話の部分は手を加えています。
しかし、内容はほぼ↑の通りです。