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2013.11.09 更新ライフ 健康

「がん」の早期発見のカギはほんのちょっと「違和感」

ちょっとだけ忙しく、久しぶりのブログになってしまいました。


さて、久しぶりにブログを書こうと思ったのは、最近2ヶ月の間に起こった出来事を記録しておいた方がよいと思ってのことです。誰にも伝えないよりは、ひとりでも多くの人に伝えた方が有益であるはずです。


ことの発端は8月中旬、母親が健康診断の再診ために病院を訪れたことから始まりました。便検査の結果、規定以上の血が混ざっていたことが、再診の理由でした。再診の際、担当の医師の判断は「切れ痔」の可能性が高いとのことでした。ただ、念のために大腸内視鏡検査を受けないか、と提案をされました。


これまでなら断っていただろうところ、母親はその際になにか「違和感」を感じ、その検査を受けることにしました。あとから聞くと、どうしても検査を受けなければいけないという気持ちになったそうです。


内視鏡検査を受けてからは怒濤の展開でした。念のために受けた検査で、大腸S字結腸部に約2cmの腫瘍が見つかったのが8月下旬。その際、検査担当医の計らいで、組織検査の結果を待たずにその日のうちに大腸造影検査も受けることになりました。9月に入ってすぐ、組織検査の結果より腫瘍が悪性であり「大腸がん」と診断。過日、CTおよびX線検査を受け、手術が正式に決定しました。


消化器で有名な病院なので、手術まで日が空いてしまうケースもあるそうですが、造影検査を事前にしていたために日程の仮決めが早く、10月の1週目に手術を受けられることになりました。


手術自体は、事前に説明を受けていたよりも早く終わりました。術後すぐ、摘出部位を見せてもらいながら受けた説明では、腸壁内に腫瘍が止まっていたこともあり、執刀した医師からは力のこもった「成功」という言葉がもらえました。手術は腹腔鏡で行われました。


1週間ほど経ったあとで出た病理検査の結果は、リンパ節への転移はなく、術後の投薬治療はなし。約3日後から食事をはじめ、15日目に退院しました。退院する頃にはだいぶ元気になり、手術前よりもふっくらした印象さえありました。


手術から1ヶ月が経ち、以前よりかなり元気に過ごしています。手術前はパートに復帰するつもりはなかったようですが、そろそろ復帰するみたいです。


決定的な症状がなく、なんとなく感じた「違和感」によって受けた検査によって大事にならずに済みました。本人も、なにを感じたのかよくわからないそうです。もしかしたら体が発するサインを感じ取ったのかもしれません。検査を受けられる時は、サッと受けてしまった方がよいということでしょうか。


常に持病に悩まされている人間にとっては、違和感だらけで決定的なのがわからないんですけどね(苦笑)

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